CHEF STORY

三代目が歩いてきた道

継ぐために歩いてきた
わけじゃなかった。

でも、振り返ったら。
全部の道が、
ここにつながっていた。

店の歴史を感じる風景

01

はじまりは、
小さな焼肉食堂でした。

昭和の時代。

家族のために働く、
祖母がいました。

小さな焼肉食堂から始まった店は、
やがて父へと受け継がれ、
ファミリーレストランになりました。

子どもの頃の私にとって、
そこは特別な場所というより。

「家にあるお店」でした。

自分の道を歩く姿

02

でも、私は
店を継ぐ人生を選びませんでした。

自分の道を歩きたかった。

家とは違う世界を
見てみたかった。

そして私は、神社へ入りました。

女性神職として生き、
人の祈りや、
人生の節目に立ち会う日々。

「私は、この道を生きていくんだ。」

そう思っていました。

でも、人生は 思い通りには進みませんでした。

まっすぐ続いていると思っていた道は、
いつの間にか、いくつも曲がっていました。

家族のこと。
仕事のこと。
別れや、迷い。

当たり前に続くと思っていたものが、
当たり前ではないことを知りました。

店に戻る姿

04

そして気づけば、
私は店に戻っていました。

「絶対に店を継ぐ。」

そう決めて、
戻ってきたわけではありません。

迷って。
遠回りして。

その先に、
昔からそこにあったこの店がありました。

鉄板の音。
ハンバーグの香り。

父が守ってきた場所。
祖母から続いてきた時間。

「今度は、私が守る番なのかもしれない。」

厨房で料理を作る様子

05

でも、戻ったら
ゴールではありませんでした。

お客様が来ない日もある。

価格に悩むこともある。
人手に悩むこともある。
食材に悩むこともある。

三代目になったからといって、
すべてがうまくいくわけではありません。

今でも私は、
迷いながら歩いています。

信州の食材

06

それでも、
信州のものを使いたかった。

信州で育った牛や豚。

卵。
牛乳。
玉ねぎ。
お米。
野菜。

八ヶ岳や蓼科の豊かな恵み。

ただハンバーグを
売りたいわけじゃない。

私が生まれ育った信州のおいしさを、
一皿にしたい。

この土地を訪れてくれた人に、
この土地の恵みを届けたい。

その想いから生まれたのが、
元祖 信州ハンバーグです。

これまでの道を振り返る姿

07

そして、ある時
気づきました。

神職として過ごした時間も、
決して遠回りではなかったのかもしれない、と。

土地を大切にすること。

人と人をつなぐこと。

受け継いだものを、
次の世代へ渡すこと。

今、私はそれを
違う形で続けています。

神社では、祈りを届けていた。

今は、料理を通して
この土地の魅力を届けている。

一見、まったく違う道に見えた
二つの人生が。

今、ここでつながっています。

WOODMAN PLUSの厨房

おばあちゃんから、父へ。
父から、私へ。

60年以上続いてきた、
小さな店。

でも、
私はまだ途中にいます。

迷うこともあります。
失敗することもあります。

それでも、
この土地で生まれたものを。

この土地に来てくれた人へ
届けたい。

「信州に来たら、
あのハンバーグを食べたい。」

そう思ってもらえる店にしたい。

元祖 信州ハンバーグ&ステーキ

WOODMAN PLUS

三代目の挑戦は、
まだ続いています。